大学生活

大学生でも住民票を移すべき?移す割合と5つの問題点を解説

「大学生になったけど、住民票って移した方がいいのかな?」

「住民票移さないといけない法律があるの?」

「住民票を移さないとどうなるんだろう?」

と疑問に思っている高校3年生や大学生、社会人になりたての方も多いのではないでしょうか。

この記事は、進学時の住民票の扱いを知りたい一人暮らしの新入生、新社会人向けに大学生活で住民票が必要になるタイミング紹介しながら詳しく解説していきます。

 

そもそも住民票って何?基本的なルールを解説

住民票は、国民健康保険や国民年金に関わる重要な書類です。各市区町村ごとに住民基本台帳にまとめられていて、現住所の証明、選挙人の登録、人口の調査などに利用されています。

原則的に、引っ越しをして住居が変わったら14日以内に住民票を移さないと違反になります。法律で決められています。 

住民票を移さないと違反となり、5万円以下の罰金となってしまいます。ただ、自治体によって判断が異なり、3ヶ月や半年遅れて提出しても大丈夫な場合もあります。

そして、以下の条件の場合は、住民票を移さなくてもいいケースがあります。

 

  1. 新しい住居に住む期間が1年以下と決まっている
  2. 生活の拠点が元の住居である

 

具体的には、進学のタイミングで住居が新しくなったり、単身赴任で住居が変わった人をさします。よし詳しく以下の項で説明していきます。

 

大学生が住民票を移す割合は3割。多くの学生は移動しない

大学生が住民票を移す割合は、3割です。多くの学生は住民票を移動しません。理由は、明確でめんどくさいからです。

http://www.akaruisenkyo.or.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/18sai_bunseki.pdf 参照)

わざわざ前に住んでいた最寄りの市役所に行って、転出届を出したり、新しい新居の最寄りの市役所に行って、転入届を出さなければいけないからです。

時間もかかる作業ですしよくわからない新入生は、住民票を移すのをためらいます。

 

 

「生活の拠点」が変わらなければ住民票を移さなくても良い

住民票は、「生活の拠点」が変わらなければ移さなくても良いです。そして、以下の条件を満たしていれば、住民票を移さなくても良いこととなっています。

  1. 実家を離れる期間が1年以下
  2. 定期的に帰省する
  3. 卒業後は実家で暮らす

 

1.実家を離れる期間が1年以下

実家を離れる期間が1年以下の場合は住民票を移さなくて良いです。引っ越しが半年ごとにあって、毎回住民票を移すとなると大変ですからね。

もし1年以上住むことになったら、わかり次第早めに住民票を移す必要があります。通常は14日以内に届出を出す法律(住民基本台帳法第53条)があります。しかし、やむを得ない状況のため素直に事情を説明して申請しましょう。

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=342AC0000000081#591

大学生の場合、4年間地元を離れますが②の条件でもある定期的に帰省する場合は問題ありません。

 

 

2.定期的に帰省をする

定期的に実家に帰省する場合も住民票を移す必要はありません。学生生活が終われば、元の住居に戻る予定があったり、短期の単身赴任の場合は住民票を移さなくて良いとされています。

「定期的」と書かれていますが具体的には定義されていないです。定期的の例として、夏休みや冬休みなどの長期休暇に帰るだけでも十分な回数です。

生活の拠点とは、基本家族が住んでいて生活の中心となる場所です。大学生の一時的な下宿先などは、実家に戻る予定がない限り生活の拠点になりません。

 

3.卒業後は実家で暮らす

卒業後に実家で暮らすのなら住民票を移さなくても大丈夫です。一人暮らしをしても実家という生活拠点は変わらないので、一時的な所在地と認められます。

「卒業後のことなんてわからないから住民票を移すか迷っている」という人もいると思います。現時点で卒業後に実家で暮らすという選択肢があるのならば、住民票を移さなくて良いです。

役所からの確認があるわけでもないので、自分の判断で住民票を移すか決める必要があります。

 

大学生が住民票を移動しない5つの問題点

大学生が住民票を移動しないと5つの問題点が発生します。結論、下記の5つが問題として挙げられます。

  1. 重要な書類が実家に届いてしまう
  2. 運転免許の本試験・更新が実家の近くになる
  3. 選挙の投票ができない
  4. パスポートの取得が面倒
  5. 公共施設が利用できない、または有料になる

 

1.重要な書類が実家に届いてしまう

重要な書類が実家に届くだけで、無駄な作業が増えてしまいます実家から実際に暮らしている住所まで郵送するだけでも、お金と時間が無駄になりますよね。

例えば実家が北海道で、暮らしている場所が関東だとすると、ゆうパックで約1,500円と約2日の日数がかかります。1,500円あれば1日の食事を贅沢にすることが可能になります!

少額のお金でも節約すれば生活の足しになります。特に大学生の悩みとして多い「お金」に関わる部分なので、徹底的に無駄を省きましょう。

 

2.運転免許の本試験・更新が実家の近くになる

本試験・更新が近くでできるのは思ったより大きいメリットになります。実家が遠い場合交通費、時間、日程など考えることが多くなるからです。

運転免許は手っ取り早く終わらせたい人がほとんどです。バイトや遊びたいことがたくさんあるけど、本試験を受けるために日程を削らなければいけないというのはもったいないですよね。

もし近くで本試験ができるのであれば、日程調整などが楽になります。実家が遠い人は住民票を移動しておくと便利かもしれません。

 

3.選挙の投票ができない

地元で投票する場合は不在者投票制度が便利です。住民票がない場所にいても、最寄りの地域で投票に参加できる制度です。

また、似たような制度に期日前投票があります。不在者投票制度との違いは、住民票のあるところが投票先になるということです。

期日前投票はあくまで期日前に投票できるだけです。双方の違いを理解しておきましょう。

これから住民票を移していなくて地元の投票に行けないという方は、便利な不在者投票制度を活用してみてください。

 

4.パスポートの取得が面倒

パスポート申請の際に必要な書類を集めるのは正直面倒です。特に住民登録していない場所でパスポートを発行しようとしたら、住民票の写しがいる場合があります。

もし急遽海外に行くときに申請が間に合わない、なんてこともありえるかもしれません。海外の準備は余裕を持って忘れ物がないようにしたいものです。

普段から住民票がないとたまに困るということを念頭に置いておきましょう。

 

5.公共施設が利用できない、または有料になる

住民票が自分の暮らしている地域にないと、サービスを受けられないことがあります。しかし、住民票を移しておくだけで、公共施設を頻繁に利用する人だとかなり出費を抑えることが可能です。

なので、このような住民向けサービスは賢く使えるように下調べからしていきましょう。

  

意外と簡単!住民票を移す時の手順

本項では、住民票を写す時の手順について解説していきます。同じ市区町村での引っ越しの場合と異なる市区町村で住民票の移し方が違ってきます。意外と簡単にできますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

同じ市区町村での引っ越しの場合

最寄りの市役所に転居届を提出するだけで簡単に終わります。また、引越しが完了してから14日以内に転居届を出す必要があります。

転居届は本人確認書類、印鑑、マイナンバーカードまたはマイナンバー通知カードを持参すれば申請することができます。

簡単に終わるので移動するのを忘れてしまうかもしれません。引越しが完了したらなるべく早く移すようにしましょう。

 

異なる市区町村での引っ越しの場合

1.引っ越し前の市役所に「転出届」を提出し、「転出証明書」を受け取る

転出届の手続きができるのは14日前からです。時間が空いているときに余裕を持って市役所に向かいましょう。

2.引っ越し先の市役所に「転出証明書」「転入届」を提出

引越し完了から転入届は14日後までに手続きを済ませないといけません。転出証明書以外にも印章、マイナンバーカード、本人確認書類などを用意する必要があるので前もって準備しておきましょう。

どちらの申請も14日までの期日を過ぎた場合「過料」が課せられることがあります。

過料とは?

大学生が住民票を移す時に必要なもの一覧

大学生が住民票を移す際に必要なものは、下記の5つです。

  1. 転出証明書(異なる市区町村に移る人)
  2. 本人確認書類
  3. 印章(はんこ)
  4. マイナンバーカード
  5. 転入届

 

まとめ:大学生でも住民票を移しておくと楽なことが多い

住民票を移動しておくだけで、大学生が住民票を移動しない問題点5つを解決できることになります。

  1. 重要な書類が実家に届いてしまう
  2. 運転免許の本試験・更新が実家の近くになる
  3. 選挙の投票ができる
  4. パスポートの取得が面倒
  5. 公共施設が利用できない、または有料になる

しかも、上記5点は簡単に解決できます。

それは必要書類を持って期限内に申請しに行くだけです。これだけであらゆる場面でストレスフリーになることができます。

一人暮らしをするときドタバタして住民票を移し忘れた。ということがないように早めに移しておくことをお勧めします。

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