学生取材

【取材】学生も途上国の子どもたちも嬉しい、新しい教育支援を『STUDY FOR TWO』

こんにちは、TAZUNA学生取材ライターのほっしーです。

今回は、一風変わったシステムで途上国への教育支援を行うSTUDY FOR TWO 金沢大学支部に取材に行きました!

 

STUDY FOR TWOは、 大学生から使い終えた教科書を回収し、その教科書を安価で再販売しています。そしてそこで得た収益を使い、途上国の子どもたちへの教育支援を行っています。

 

 

この記事は

  • ボランティアに興味がある学生
  • ビジネスに興味がある学生
  • 何か新しいことを始めたい学生

に有益な情報がお伝えできたらと思います。

 

インタビューに答えてくださったのは、SFTメンバーの佐藤優さんと蔵宗菜々実さんです。

 

佐藤優(さとう ゆたか)さん

金沢大学大学院自然科学研究科環境デザイン学専攻M1。学部4年からSTUDY FOR TWOの活動を始め、副支部長を務める。進学後も継続中!趣味はNBA観戦🏀 バスケ経験はゼロだがめちゃくちゃ詳しい👀

 

 

 

蔵宗菜々実(くらそう ななみ)さん

金沢市の大学に通う3年生。料理すること、音楽を聴くこと、寝ることが好き。最近ハマっていることは、YouTubeでお笑いを見ること。

 

STUDY FOR TWOの活動内容から団体参加のきっかけ、活動にかける想いまで様々な内容をお聞きしました。

海外ボランティアやビジネスに興味がある方は、是非お読みください!

 

STUDY FOR TWO ってどんな活動をしているの?

 

ほっしー
ほっしー
早速ですが、STUDY FOR TWOはどのような活動をしているのですか?

 

蔵宗菜々実
蔵宗菜々実
ざっくり言うと、大学生や教職員の方に要らない本を寄付してもらい、その本を半額以下で再販売しています。そこで得た利益を使って途上国に教育支援を行っています。

主な活動は、教科書の回収と販売の2つです。

教科書の回収方法は、学生から貰うものと、教職員の人から貰うものの2つがあります。基本的にはビラを配ったり、SNSで広報したりして教科書の寄付を募ります。

また、先生の研究室を回って、「普段使わない教科書が部屋に眠っていませんか」、と尋ねて回ったりもしていますね。先生が研究室を引越しする際に、要らない本を大量にいただいたこともあります。

販売は、学生から寄付してもらった教科書を学生に売るのが基本です。そして、実は金沢大学支部ではAmazonでも本を売っているんです。

先生から貰ったレアな本は、逆にAmazonでしか売れないものもあるので。市場の最低価格で売っているのですが、それでも貴重な本は1万円くらいの高値で売れたりします。

 

ほっしー
ほっしー
Amazonでも本を売っていたのは意外です!

ちなみに、どの期間に教科書を販売しているのですか?

 

佐藤優
佐藤優

新しい学期が始まる前後の期間に販売しています。以前までは大学内での金銭のやり取りは禁止されていたため、学外で販売していました。

しかし大学との交渉の結果、準公認をいただいたので、次回からは大学構内で販売を行います!

もちろん販売期間以外にも、いつでもTwitter、instagram、LINE@で連絡をいただけたら直接販売します。

 

ほっしー
ほっしー
試験前にやっぱり教科書欲しくなる時とかありますから、いつでも売ってもらえるのはありがたいです。

ちなみに何冊くらいの本が寄付されているのですか?

 

佐藤優
佐藤優
2018の夏に集まったは250冊ほどでしたが、2018年の冬は3000冊以上の本が寄付されました。

もともと去年の夏の時点では3人しかメンバーがいなかったのですが、秋の新歓で5人の新しいメンバーが加わりまして。

人数が増えてビラを多く配布することでき、その分宣伝効果も上がりました。また、大学と交渉をして、教科書の回収ボックスを設置した効果も大きかったです。

 

ほっしー
ほっしー

3000冊……!!そして夏に比べて大幅に回収冊数が伸びていますね!

ちなみに販売の売上はどれくらい変化があったのですか?

 

佐藤優
佐藤優

夏が2万5千円ほどだったのに対し、冬は約20万の利益がありました。

全国の支部の売り上げを合わせると、毎回約300万円ものお金が集まっています。集まったお金は、現在ラオスとバングラデシュに寄付しています。

鉛筆や消しゴムなど勉強に必要なものを寄付したり、過去には学校を建てたことも。また、識字プログラムの資金に利用されたりもしています。

 

ほっしー
ほっしー
全国合わせると300万円も集まっているんですね。それに、一学生団体が学校まで建てちゃうなんてすごい!

 

STUDY FOR TWO の活動に対する想い

 

ほっしー
ほっしー
「STUDY FOR TWO」という名前は何を意味しているんですか?

 

佐藤優
佐藤優

「STUDY」は、「教育」という分野に注目してボランティア活動を行っていることを表しています。

SFTは、「教育で人生が、世界が、未来が変わる」という社会的使命を掲げています。

教育で将来の選択肢が増えれば、その人の人生が多様になって人生が変わる。人生が多様な人が増えれば、社会がより大きく発展して世界が変わる。

そして、最終的なゴールとして貧困や教育格差をなくすことにつなげられたら、と考えています。

「TWO」は、先進国の学生と発展途上国の子どもたちを表しています。ボランティアって自分の犠牲を払ってやるもの、というイメージがありますよね。

しかし、SFTは「参加することで自分にメリットが返ってくる」、という今までとは全く違ったボランティアをしています。

学生は安く教科書が買えるし、途上国の子どもたちは教育に関する支援がもらえるという、両者WIN-WINな関係なんです。

 

ほっしー
ほっしー
確かに私も、ボランティアは善意でやるもの、というイメージがあります。

支援する側もされる側もどちらにもメリットがあるシステムは新しいですね!

 

佐藤優
佐藤優

そうですね。STUDY FOR TWOは以下の2つの活動理念を掲げています。

①勉強したいと願うすべての子どもたちが勉強できる世界に

②大学の教科書をより安価に購入できることが当たり前の世界に

この活動を通して、これら2つの理念を実現することを目指しています!

 

STUDY FOR TWO に入ったきっかけ

 

ほっしー
ほっしー
STUDY FOR TWOはいつ創設されたのですか?

 

佐藤優
佐藤優
STUDY FOR TWO自体は、2010年に当時の早稲田大学生が創設しました。その活動が色んな大学に広まり、今に至ります。

金沢大学支部が出来たのは2013年です。以前は細々と活動していたのですが、去年の夏合宿に参加した時に他の大学のメンバーから刺激を受け、活発的に活動するようになりました。

 

ほっしー
ほっしー
お二人はどうしてSFTに入ったのですか?

 

蔵宗菜々実
蔵宗菜々実
ボランティアをしたかったというより、何か新しいことをしたかったというのが大きかったです。

私は去年の秋に入ったのですが、それまではほぼバイトしかしていない、という状況で。

秋新歓のビラを貰って、せっかくだからと説明会へ行きました。そこでSFTの活動を気に入り、参加することにしました。

 

佐藤優
佐藤優
僕も何か新しいこと始めたいな、という単純な動機で参加しました。

また、「いらなくなった教科書をもらって売り、そのお金を支援する」という斬新で画期的なボランティアのシステム自体にも惹かれました。

他の人を見ていると、ボランティアをやりたい人、広報や大学との交渉など社会人に必要なスキルを身に付けたい人など、入る理由は人それぞれに思います。

 

印象に残っているイベントについて

 

ほっしー
ほっしー
印象に残っているイベントを教えてください。

 

蔵宗菜々実
蔵宗菜々実
私が一番印象に残っているのは、SFTの全国合宿に行ったことです。

SFTでは、春と夏の2回、全国のメンバーが集まって3泊4日の勉強会をしています。内容は、教科書の販売や回収の時の集客方法、ミーティングでのファシリテーションのやり方など様々。

参加者は、みんなSFTの理念に共感し同じ目標に向かって頑張っている人たちだから、いろいろ共感できることも多かったです。また、みんな優しくて全国に友達もできました。

この全国合宿を通じてよりSFTへの愛が強まりました!

 

佐藤優
佐藤優
僕も去年の夏の全国合宿が印象に残っていますね。やるときはやる、楽しむときは楽しむというSFTの雰囲気が自分に合っていると感じました。

普段はみんな色んな支部で活躍していることを考えた時に、自分たちももっとできるんじゃないか、と頑張るきっかけにもなっています。

またイベントではないですが、昨年の冬の教科書回収が印象的でした。教科書の回収ボックスを設置したことが3000冊という数字に大きく直結し、強く手ごたえを感じました。

実は、回収した教科書はメンバーの家に保管していて。冬の回収時期は、ボックスに本が1日100冊くらい溜まっていて、毎日それを家に持って帰っていました。アパートの床が抜けるんじゃないかというくらい本が多くて、本当に嬉しい悲鳴でした。

 

最後に

 

ほっしー
ほっしー
今後予定している活動を教えてください!

 

蔵宗菜々実
蔵宗菜々実
普段の教科書の回収と販売はもちろんですが、その活動とは別に、貧困問題に興味を持ってもらうためのワークショップを開催する予定です。

その名も「世界一大きな授業」。世界の貧困・教育格差の現状に目を向け、教育の大切さを考えようという世界で同時に開催されているイベントです。

このイベントは、SDGs4「質の高い教育をみんなに」を達成することを目的としていて、「勉強したいと願うすべての子どもたちが勉強できる世界に」というSFTの理念とも大きく関係しています。

「世界一大きな授業」は6月17日、21日に金沢大学にて開催します。楽しいアクティビティやクイズを通じて、貧困や地域拡散について考えましょう!

 

ほっしー
ほっしー
金沢大学生は要チェックですね!

 

「世界一大きな授業」
日にち:2019年6月17日(月)、21日(金)
時間:16:30~18:00
場所:旧地域連携推進センター

 

SDGsとは?

持続可能な世界を実現するために国連サミットで採択された国際目標です。

17のゴールと169のターゲットから構成されており、その内4つ目のゴールが「質の高い教育をみんなに」とされています。

 

ほっしー
ほっしー
最後に、この記事を見ているみなさんにメッセージをお願いします。

 

蔵宗菜々実
蔵宗菜々実

私は、SFTの活動は自分の将来や普段の生活にとってプラスでしかないと思っています。SFTに入り、自分自身大きく成長することが出来ました。

例えばビラを1つ作るのでも、今までは「適当にかわいい絵を描いとけばいいでしょ」、と思っていたけど、データを根拠にビラを作るとより効果的な広報ができると学びました。より自分のやっていることに意味を感じられて楽しいです。

金沢大学支部にも全国の支部にも優秀な人がたくさんいて、「自分も頑張ろう」とよい刺激を受けています。

SFTは自分を成長させるのにとてもいい環境だと思うので、「自分を高めたい!」と思う人は是非SFTに来て下さい!そうでなくて単純に「新しいことを始めたい」という理由でも、私みたいにSFTが自分に合っている人もいると思います。

とにかくどんな人でもSFTに一度足を運んでみてください!!

 

佐藤優
佐藤優

SFTに関わらず、何を始めるにも「自分のやりたいこと」をするのをおすすめします。何か始めるきっかけは人によって様々ですが、実際それはどうでもいいと思っています。

それよりも「続ける理由」が大事だし、何かしら面白いことがないと何事も続けられません。自分が面白いと感じることに是非積極的にチャレンジしてください!

 

佐藤優さん、蔵宗菜々実さん、丁寧にインタビューに答えてくださりありがとうございました!

 

 

今回は、学生団体として急成長中のSTUDY FOR TWO金沢大学支部におじゃましました。

お2人ともSFT愛に溢れていて、自分たちの活動に誇りを持っているんだなと感じられました。

金沢大学の皆さん、安く教科書を購入して、途上国へボランティアしちゃいましょう!

 

 

 

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